FXを始めてよく出てくるのがレンジ相場というワードです。
ここまで勉強してきていれば波のどの部分をさすかは分かるはずです。
しかし意外とさらっと見ているだけの方も多いのではないでしょうか。
レンジ相場はもちろん盛り上がりがあるわけではないですがちゃんと見方を知ると取引の勝敗を大きく分けるキーポイントになるのです。
レンジ相場の理解を深めてより確実に利益を出せるようにしていきましょう。
レンジ相場とは?
レンジ相場とは同じ値幅を行ったり来たりしていてあまり大きく動きのない状態のことをいいます。
チャートの中でよく見る動きですね。
相場は基本上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場の三つが入れ替わりで見られます。
チャートを見ると上昇トレンドだった相場がレンジ相場になりそこから下降トレンドになるというように目まぐるしく変わっていきますね。
さらによく見ていくとレンジ相場はトレンドが始まる前には必ず形成されているのがわかります。
つまりレンジ相場の終わるタイミングに大きな動きがあるということは勘づくはずです。
そして大きな波は1日通して数は多くないのでだいたいの相場はレンジ相場が占めていることもわかります。
大半をレンジ相場が占めているということは大きな取引のチャンスはいつでもあるわけでないということもわかりますね。
ということは見極めができるようになってくると今だ!というタイミングがつかみやすくなってきます。
ではさらに特性に着目していきましょう。
レンジ相場の特性とは?
レンジ相場の特性はレンジ相場の後必ずブレイクすることです。
トレンド相場が永遠に続かないのと同じでレンジ相場も永遠に続くことはないです。
動きの大きいトレンド相場が短く動きの少ないレンジ相場が長いので取引のタイミングを決めるには待ちの時間が重要になってきます。
レンジ相場を抜ける瞬間に気がつけることが大事です。
そして押さえておきたいポイントがあります。
・レンジ相場はブレイクするとトレンド相場になる
レンジ相場をブレイクした後は相場を見ると新たなトレンドが形成されます。
過去の動きを見てもそれらがわかると思います。
これらの事から相場は3つのサイクルで動いていることがわかります。
FXで利益を出すためにはトレンド相場のときが狙いやすいということです。
・レンジ相場の時間と幅の大きさでどれだけブレイクするか分かる
レンジ相場の傾向でブレイク後どんなトレンドになるか予想することができます。
たとえば、レンジ相場の値幅が大きければブレイク後に発生するトレンドも値幅が大きい。
レンジ相場の時間が長ければブレイク後に発生するトレンドの時間も長い。
という見方ができます。
・ダマシの場合もある
一時的な注文の急増による単なるブレの場合一時的にレンジ相場からはみ出すこともあります。
相場は桁外れの資金力を持っている銀行などの機関投資家のよって動きを見せるので機関投資家が一時的に大量の註文をすることで一瞬の大きな動きな値動きが見られることが多いです。
ほかにも中・上級者が反対売買を一斉に行なった場合もレンジ相場からはみ出ることがあります。
ですが、それらは一時的なものですぐにレンジ相場に戻ってしまうのですぐに勝負に出るのではなくトレンド相場になるまでしっかり見極めていくことが大切です。
この3点を押さえておくだけで大損を免れるようになります。
レンジ相場の読み方を紹介!
状況によってレンジを判断するのはとても難しいです。
では初心者でもレンジを見分けられる2つの方法をみていきましょう。
・見た目から判断してみる
まずはチャートやローソク足の見た目から判断できるか見てみてください。
分かりやすいレンジ相場は高値と安値がきれいに波打っているので今まで勉強したことを踏まえていけば読み解けるものもあります。
また注意するのはレンジ相場のときは陽線と陰線が交互に出やすいのでローソク足は続かないということです。
・移動平均線を書く
レンジ相場で移動平均線は傾きがなくなり水平に続いていきます。
いくつもの移動平均線を表示させている場合、お互いにからまってくることがわかります。
このからまった移動平均線がレンジの真ん中に来るようにラインをいれて動きをみていきます。
小さなレンジ相場を含む大きなレンジ相場が見えてきます。
大きなチャンスはそのレンジ相場がブレイクするときに掴むことができます。
まとめ
レンジ相場は初心者でも必ず覚えておかなくてはならない大切なキーワードです。
レンジ相場を理解できれば勘での取引が行われるはずがないですよね。
コツコツ知識を付けていけば迷いなく売り買いできるようになります。
ですがプロと同じことをやっても知識や経験が追いついていないので同じ結果を得るのはまだ難しい段階です。
まだまだ覚えることはたくさんありますがここまでしっかり自分の糧にしてから次のステップに進むのが良いでしょう。